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完全文系プログラミングど素人が機械学習に興味を持ってしまった。

育メンではなく、「プロチチ」に学ぶ育児の心構え。

 「プロチチ」という漫画をご存知だろうか?アスペで無職*1の父親が、仕事で家庭に関われない妻に変わり家事育児を行い、育メンではなくプロの父親として子育てに奮闘する物語だ。

 

 1ヶ月以上休みがなかった私が育メン時短戦士に戻るために、何の気なしに手に取った育児漫画。今日は、そこから気になったフレーズを5つ紹介したいと思う。どのフレーズを取っても、「育メン(笑)」とバカにできるくらい、プロチチの意識は高かった……!!

 

「必要ですか?愛って」(1巻 P.135)

 早速ショッキングな一言。

 ちょっとチャラい感じの父親が、プロチチに対して「ドラマみたいな深〜〜い父親の愛みたいなのが自然に出てくると思ったのに、なんかねぇ」ということを言ったところ、プロチチからまさかの反応。

 プロチチ曰く、愛があるかないかであれば、それは愛があった方が望ましい。でも、愛はあるけど世話をしない、愛はないけど世話をするのどちらかであれば、世話をする方がベターだ(特に乳幼児期は)。愛はコントロールできないけど、世話は努力でなんとかなる

 子供に愛を注ぎ続けているけれど、オムツ替えすらできない自称育メンの皆さん。妻からも子からも求められているのは、愛ではなく世話ではないだろうか。

 

「そもそもなんでフルタイム父親の僕の見解を疑うんだ?パートタイム母親の君が」(2巻 P.14)

 育メンという名のパートタイム父親に対し、世のプロママたちはみんなこんな風に思っているかもしれない。

 それより何より怖いのは、共働きってのは子育てをパートタイマーだけで担ってるってことだってことに気づいた。我が家も妻の育休が終わったら、プロがいなくなってしまう。大変だ、早く仕事辞めないと。

 子供を預けている保育園の先生に対して、「子供も育てたことがない若造が!」とか思っているそこのあなた。何処かの誰かに「仕事もパート、家庭もパート」とかって言われてるかもよ。

 

「目標『死なせないこと』」(2巻 P.170)

 オーマイガッ!当たり前すぎて考えもしなかったけれど、言われてみれば確かに「死なせいないこと」はとても大事な目標だ!

 子供を東大に行かせるとか、宇宙飛行士にするとかっていう目標を持つのは良いけれど、そのためには死なずに歳をとって成長しないといけない。

 子供がギャーギャーわめいているのをなんで無視しないかといったら、命の危機に瀕しているかもしれないから。

 無意識に「当然!」と思っていることが、意外と重要なことなのかもしれない。

 

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「何が虐待か知っておかないと自分が虐待してても気づかないだろう?」(3巻 P.58)

 「虐待」って言葉は、疑われて初めてその重さがわかる。ニュースでもそれなりの頻度で「虐待」関係の報道があるけれど、多くの人は「かわいそうねぇ」くらいにしか思わないだろう。

 虐待を疑われることに関しては、過去に記事を書いているのでこちらを参照。できれば、参考文献にあげた本も読んでほしい。仕事では専門書を読むのに、なんで親として子供・子育てに関する専門書は読まないんだろうか? 非常に不思議だ。

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「親の1番の望みはね 子供が特別優れていることじゃない。他の子より劣ってないことなのよ」(4巻 P.164)

 

 最後はプロチチの母の一言だ。子供の頃からアスペっぷり全開だった息子を育てるのに苦労したことを思い出しながら、そっと放った一言。 

 さて、このフレーズをどう捉えるだろうか?親同士の会話で、特に障害を持つ子がいる親の前で、このフレーズを言う勇気のある人はいるだろうか。私は言えない。

 たぶん、なんちゃって育メンは「良いところを見よう!伸ばそう!」とかってノーテンキなことを言って、プロママの心にさざ波を立てるのだと思う。自分の子供とだけしか接しないと、子供ができることに注目してしまう。積み木ができた、10まで数えられた、アルファベットが言えた。実際、全部すごいことだと思う。

 だけど、普段他の子を見ているプロママからすると、「そんなの周りの子はだいたいできるわよ」、と冷静な評価が出るかもしれない。それよりも、「うちの子はまだ一人でトイレをすませられない」とか、「食事に集中できないで、途中で席を立ってしまう」とかいう、子供のできない点が許せずに、ひどくストレスを抱えているかもしれない。

 育メンはのんきに子供と遊んでいないで、せっせとトイレに連れて行ったり、食事をさせたりして、プロママの不安を和らげてあげて欲しいと思う。

 

 ……と、こんな文書を書いていながら、まだ夜はおむつが手放せない息子がパンツのまま寝ているのではないかという不安がよぎった。そーっとベットで寝ている息子のズボンに触れてみると、手遅れだった。

 危機察知能力に乏しいダメ育メンであることを自覚しつつ、粛々とおねしょ処理を行いましたとさ。

 

 

 

番外編

 

 何かしらの作品を作りたい、ブログを書きたい、ブクマしてコメントしたい、けど今考えたフレーズはイマイチな気がするからやらない。そんな風にして色々と先延ばしにしているあなたに贈る、プロチチからのありがたい一言。

 

「そんなに長くあたためてるだけでは そろそろ腐臭もしてくるのでは?」(3巻 P.136)

 

  さぁ、どんどん生みだそう!

 

プロチチ(1) (イブニングコミックス)

*1:物語序盤は無職だが、2巻からはバイトを始める。