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暇な公認会計士が、監査や身近な会計、その他自由に意見を述べています。

絵文字の技術

ノート術の本を探している時に、少し古い本ですがこんな本を見つけました。

Amazonではすでに紙の新品書籍は取り扱いがなく、中古 or kindleのみの取り扱いとなっています。
早速kindleで購入し、中身を閲覧。どこかで読んだような内容だなぁと思っていたら、同じ筆者の本を以前に購入していました。

 

 

 

 

 
どちらかを読めば十分です。個人的には、後者の「図解思考の技術」の方をお勧めします。
こちらの方が、プレゼンでの図解の組立や、ノート用の図解等、実戦に役立ちます。
 
自分が同じような本を買っているという行動を振り返ってみると、いくつか思い当たる節があります。
  1. ノートをとるのが疲れた → 楽な方法はないか
  2. ノートが魅力的でない → 絵でも入れれば見栄えが良くなるのではないか
  3. ノートを見直すことがない → 文字が多くてぱっと見で何か分からないせいじゃないか
  4. 単なる気分転換
こんな思考で、図解に走るんです。
で、実際にやってみると、挫折するんです。
 
図解系の本には、「なれれば話を聞いた端から図解の方法を思いつき、話を聞き終わる頃には図解が完成している!相手も自分も、すっきりまとまった図解に大満足!」みたいな論調で図解の素晴らしさがかかれています。趣旨はわかります。実際にそれができれば素晴らしいと思います。ただ、そこにたどり着くまでにはとても長い時間を要すると感じます。
 
自分で実戦してみた経験では概ねこんな感じです。
  1. 初日にまず挫折。図解が追いつかない。
  2. 本を見直して2日目にチャレンジするも、また挫折。文字で書く方が早い。
  3. 3日目には忘れている。
タイピング速度を速めて、相手の言っている言葉を端から端までWordに起こし、一区切りついたところでお互いに振り返りながら図解をする、という方がまだ現実的です。そのときの図解方法を事前に抑えておく、という意味で、これらの書籍は役に立ちます。
 
図解の本を書くようなレベルの人の技術であり(他の技術本と同様に)安易に足を踏み入れるのは危ないなぁと改めて実感しました。