input & output

暇な公認会計士が、監査や身近な会計、その他自由に意見を述べています。

時短勤務を始めた男が、開始3日目で実感した5つの効用

 男性で育児休暇や時短勤務を活用している方は、どれくらいいるでしょうか。多くの企業で制度自体はあるものの、実際に使っている人は少ない*1のではないでしょうか。私の勤務する会社でも、同じような状況です*2

 なぜ、これらの制度が利用されないのか。理由はいくつか考えられますが、一番大きなところは「評価」ではないでしょうか。時短勤務の利用を望んでも、「勤務時間が短くなることで上司からの評価が下がる」「残業対応しないことでクライアントからの評価が下がる」「評価が下がると、昇進・昇給・ボーナスに響く」といった不安があり、なかなか声を出せない現状があると思います。

 ちなみに、私の勤務する会社のある部署で調査したところ、部下と上司の認識が全く異なっているという面白い結果が出てきました。

 

  部下:時短勤務の利用 → 評価下がる

  上司:時短勤務の利用 → 評価に影響しない → むしろ効率的に作業をすることを評価する

 

 完全に正反対です*3。部下は心配しすぎなのかもしれません。このアンケートでは、未婚・子供がいない比較的若手(20〜30代前半)で、育休や時短勤務を将来利用したいという人が多かったようです*4。変な心配をせずに、まだ利用していない人が声を上げる事を願ってやみません。

 私は、時短勤務を利用してまだ3日目ですが、すでに5つの効用を感じていますので、紹介したいと思います。まだ利用していない方はぜひ参考にしてください。そして、育休・時短勤務の利用に踏み切りましょう!!

 

1.生活リズムが規則正しくなる。体調が良くなる。

 早寝早起きの習慣ができます。子供を保育園に送っていくためには、まず自分が早起きをして、子供を起こし、諸々準備をしないといけません。そのためには、夜更かしはできません。以前はダラダラと深夜2時くらいまで起きていましたが、今それをやってしまうと翌朝失敗することが目に見えています*5。そのため、0時前には必ず寝ます。早ければ、子供と一緒に21時には寝ます*6。そうやって規則正しい生活を送っているため、体調がいいように感じます。食欲が増し、体重が増えてきました。少し長生きできそうです。

 

2.帰宅時の満員電車から解放される。

 時短勤務により、帰宅ラッシュよりも一歩早く帰ることができるため、満員電車の苦痛から解放されます。電車では座れて、ゆっくり本を読む余裕があります。ブログのネタも考えられ、とても有意義です。

 

3.家族と過ごす時間が長くなる。

 朝ごはん、晩ごはん、お風呂、就寝。子供が家にいる時間帯はずっと一緒です。以前は残業して帰宅すると、子供も妻も寝ていましたが、今は多くの時間を過ごせます。これは私にとって本当に素晴らしいと感じることです。効用の中で、最も価値のあることだと思います。

 

4.仕事時間中の集中力が上がる。

 作業時間が短くなる分、作業している間の集中力は増します。以前は残業をすればいつまででも仕事ができましたので、多少日中が非効率になっても、夜に挽回できました。しかし、時短勤務を利用するとそうはいきません。規則正しい生活リズムで体調が良くなっていますので、これも利用してガッツリと取り組めます。

 

5.無駄なことに、毅然とNOと言える。

 以前は、自分がやらなくても良いこと、無駄な作業(会議や飲み会)であっても、時間の制約が緩いため、NOと言わずに自分で対応していました。しかし、今それをやると自分のところで仕事が止まり、先に進まなくなってしまいます。自分がボトルネック化してしまうのです。これを避けるために、「安易にYESと言わない」ことを徹底しています。「NOということを徹底する」という境地にはまだたどり着けていませんが、なんとかそこまで行きたいと思っています。

*1:少ないというよりもいない。

*2:育休を取得した事例があるだけ、もしかしたら進んでいるのかもしれません。

*3:もちろん、完全匿名とはなっていないアンケートであるため、上司が格好をつけた可能性は否定できませんが、そうゆうところを考えても仕方がないので出てきた結果を受け止めましょう。

*4:対象者の30%〜50%が利用希望。

*5:朝から失敗することは、その日1日を憂鬱にするので絶対避けたい!

*6:朝6時に起きると9時間睡眠。さすがに寝すぎかもしれない。