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暇な公認会計士が、監査や身近な会計、その他自由に意見を述べています。

一億総活躍社会は、活躍「させてもらう」社会ではない。自らの力で活躍する社会だ。

 保育園に入れられなかったことに腹を立て、「日本死ね」とディスっている記事が流行っているようだ。今朝の羽鳥さんのニュース番組でも取り上げられていた。

 
 番組では女性の人(母親かどうかは不明)にインタビューをし、「私の周りでも順番待ちをしている人がいる」(たぶん公立の保育園の話)、「仕事を続けるのが困難」といったようなコメントが出ていたように記憶している。
 
 男目線のコメントをすると、「だから男はわかってないのよ」とか言われそうだけど、あえて言いたいと思う。
 
 会社で働く必要ありますか?
 

働くのはなんのため?

 何のために働いているのだろう?
 シンプルな質問だけど、子育てをする親はきちんと答えを出す必要がある。
 なんてったって、子育ては時間がかかるため、自分の時間(仕事も、趣味も)は今まで通りに取れないのだから。
 
 いろいろと理由はあると思うのだけれど、もしも働く理由が「お金のため」であるのなら、わざわざ保育園に子供を預けて働く必要はない。公立の保育園に預けるだけでお金は飛んでいく。子供が1人ならまだしも、2人、3人になったら、それなりの収入がないと手取りが全部保育園代に消えていく。私立(認可外)の保育園となったら、2人いれるだけでもかなりの額がかかる。
 
 保育園代を稼ぐために働くくらいであれば、家で自分で育て上げたほうがいいんじゃないだろうか?
 

働ける場所は会社だけ?

 それでも、なんらかの理由でお金を稼ぐ必要があるとしたら、働く場所を考えた方がいい。
 働ける場所は会社だけだろうか?
 
 学生(高校生、大学生。場合によっては中学生)が終わったら会社に入って働くというのが当たり前なのが日本だと思う。そんな当たり前のことを疑わず、とにかく会社に入って、雇われる身をみんな必死で守ろうとしている。
 
 確かに、毎日出社するだけで毎月(年俸制だったら毎年)きちんと給料が支払われ、社会保険も年金も対応してくれる会社はありがたい存在だと思うけれど、みんな会社に依存しすぎているのではないだろうか?
 
 会社に雇われなくても、お金を稼ぐ方法はいくらでもある。どんな稼ぎ方があるか考えてほしい。1つも思い浮かばなかったら、そうとう会社に毒されていると思う。
 
 ブログを書いて広告やアフィリエイトの収入を得ても良い。記事自体を有料で公開する方法もある。
 アクセサリーを作ってネットで売っても良い。
 農業をして、自作の野菜を売っても良い。
 資格のある専門家なら、雇用契約ではなく業務委託契約で働く方法もある。
 
 保育園に入れられないことを嘆くかわりに、「どうやったら自分らしく働けるのか」を考えた方が、一億総活躍社会の実現にも、女性の活躍のためにも必要だ!と叫んでおく。
 
 一億総活躍社会は、活躍させてもらう社会ではなく、活躍を自分の力でする社会くらいに思っておいた方がいい。
 

今日の参考文献

 いろんな働き方があるってことを知ってほしい。知識をつけないと一億総活躍社会で置いてけぼりにされると思う。
 
 ひとまず、手っ取り早くブロガーを目指す人はこちら。

 

 

 

レールの外ってこんな景色: 若手ブロガーから見える新しい生き方

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 単に雇われるのではなく、自分で組織を作っちゃおうという人はこちら。

 

 

 

「社会を変える」を仕事にする: 社会起業家という生き方 (ちくま文庫)

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 会社が嫌でフリーも嫌な人にはこちら。

 

 

 

社畜もフリーもイヤな僕たちが目指す第三の働き方

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