最近付箋の売り場で magnetic NOTES を見かけませんでしたか?価格は普通の付箋の2〜3倍で、買うのを躊躇しますよね。自分で使い心地を試してみると、メモ技術に進化の兆しが見えました。magnetic NOTES を使って感じたメリット・デメリットを紹介します。
magnetic NOTES 使った?
考えるためのツールとして、付箋を使う試みを続けています*1。LOFTのように大きな文房具屋に行くと分かる通り、付箋の種類は膨大です。正方形、長方形、キャラクターの形。大きいもの、小さいもの、中途半端なもの。探し始めるとキリがありません。
群雄割拠している付箋の戦いの中、2015年10月9日に magnetic NOTES は発売されました。
S、M、Lの3サイズ。特徴はどこにでも貼りつくこと、裏面はホワイトボードとして使えること、そして高いこと*2。値段の高さから手を出しにくい magnetic NOTES を、思い切って購入し、使用を開始しました。気が付いたメリット、デメリットを紹介します。
メリット:どこにでも貼りつく、自由に動かせて何度も貼れる、裏面がホワイトボードになる
メリット1:どこにでも貼りつく
magnetic NOTES は静電気を使って貼りついています。HPに紹介されている通り、いろんな場所に貼りつけられます。貼りつけた写真をアップしますのでご参考までにどうぞ。
(ちょっとザラザラした素材にもペタリ)
(新幹線のご案内表示にペタリ)
(味付け海苔のパッケージにもペタリ)
貼りつき具合を試すのはなかなか楽しいです。もちろん紙にも貼りつけられます。
メリット2:自由に動かせ、何度も貼れる。
貼ってはがしてを5回も繰り返せば、今までの付箋では貼りつき力が弱まってしまいました。しかし、magnetic NOTES は静電気を利用しているため、何度剥がそうとも貼りつき力は弱まりません。また、静電気を使っているので、平面の移動では剥がす必要がありません。横にスーッとスライドさせるだけです。
機動性が従来の紙の付箋とは段違いに良いので、メモ術にどう組み込んだら良いのかまだ悩んでいます。単なる付箋として使うだけでは、能力の50%も発揮できていない。メモ技術の進化の兆しが見えました*3
メリット3:裏面のホワイトボードはボールペンで書いても消せる
色の付いていない裏面はホワイトボードの役割を果たします。ホワイトボードにはサインペンやマジックが必要ですが、 magnetic NOTES ではボールペンでOKです。ボールペンで書いた文字も、指でこすれば消えます
すぐに使って不要になる情報などは、裏面に書いて使ったあと消しておけば、1枚の付箋を何回でも使えます。
デメリット:書いた文字の乾きが遅い、貼りつき力に少し不満、保存方法に悩む。
デメリット1:書いた文字の乾きが遅い
Magnetic NOTES は「100%リサイクル可能なポリプロピレンフィルム製の合成樹脂を使用し、紙を使用しない」製品です。そのせいで、ボールペンで書いた文字がなかなか乾きません。左利きの人が、左上から右下に向かって横書きで書くと、手の汚れと文字の滲みが気になると思います。
デメリット2:貼りつく力に少し不満
メリット2で書いた通り、何度も貼れることは素晴らしいです。ただ、静電気だけだと貼りつく力が少し弱い。静電気が弱まり付箋の四隅が浮いてくると、暖房や窓から入ってくる風で飛ばされないか不安です。静電気の限界なのか。素材を工夫すれば力は強まるのか。今後の開発に期待です。
デメリット3:保存方法に悩む
こちらもメリット2の裏返しですが、動かしやすい反面固定しづらい。ノートに挟んでおいても、ふとした拍子に動いてしまわないか不安です。また、ノートの見開きに線対称で付箋を貼りつけると、次に開いたときにどちらかの面にくっついてしまいます。ノートを開くたびに付箋の位置を元に戻すという不毛な作業が発生します。
対策としては糊で貼ればいいのですが、それではメリット2を殺してしまいます。悩ましい。
結局magnetic NOTESの評価は?
magnetic NOTES は改善点があるものの好評価です。これからも使い続けたい。デメリットの改善方法も見つけたい。自分で活用方法を見つけていく中で、さらに magnetic NOTES の評価が上がって行くことを期待しています。
なお、ホームページを見てみると、magnetic pad、magnetic boards なるものもある様子。今後の販売が待ち遠しいです。
皆さんも興味があれば是非ご利用ください。
実物を見たい場合には取り扱い店舗(ロフト、東急ハンズ、ステーショナリーマーケット。その他通販。)でご確認ください。
すぐに欲しければAmazonでどうぞ。
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メロン・ド・パーネについて | メロンパン専門店 MELOND PANE(メロン・ド・パーネ)
*1:
input-and-output.hatenablog.com
*2:Sサイズ580円、Mサイズ800円、Lサイズ1,700円
*3:メモ術に関する本について、本論からそれるので前掲の過去記事をご参照ください。