『マスタリー 仕事と人生を成功に導く不思議な力』凡百の自己啓発を超えた、「未来を変えたい人」の必読書 - HONZ
HONZで成毛さんが紹介している「マスタリー 仕事と人生を成功に導く不思議な力」を早速購入し、読み始めました。ボリュームがあるので一気に読むことはできていませんが、読んだ範囲で紹介していきます。
目次
・はじめに
ー究極の力
ーマスタリーの進化
ーマスタリーのためのヒント
。Ⅰ 衝動にしたがう……人生でやるべきこと
ー隠れた力
ーマスタリーのためのヒント
ー人生でやるべきことを見つける方法
ーもう一度考えてみよう
ざっくり紹介
筆者は、”奥義を極めること＝マスタリ＝究極の力ー”と定義し、マスタリーに至るためには、次の3つのステップが必要と説いています。本書は、この段階を順に進みながら、マスタリーに達した人たちへのインタビュー結果の紹介、および一般化を行い、普通の人がマスタリーに到達する道筋を示しています。
- 修行期
- 想像的活動期
- マスタリー
「Ⅰ 衝動にしたがう……人生でやるべきこと」では、マスタリーに向けた最初の一歩がどこにあるのか？最初の一歩は自分の中にある衝動（自然な好み、好奇心、興味）である、と述べられています。
＜するべきこと＞
自分の内側を見つめて進むべき道を決める。
＜注意すること＞
周りの人の言うことや日々の心配事にかまけているうちに内面を見つめる力が弱くなる。
感想
筆者が実施したインタビュー結果をもとに議論が整理されているため、非常に説得量があります。
Ⅰを読み終え、改めて自分の行動を見直してみました。そうすると、内面を見つめること、衝動を思い出すこと/感じることを、充分にできていないという事実が浮き彫りになりました。
自分にとって悪い方向で空気を読んで、悪い流れに身を任せる。衝動に反した行動をとる。こういったことは、その場では気づかないものの、振り返ってみることで顕著になります。まさに後悔。
次のⅡは、修行期に関する内容です。自分の今いる場と重なるため、貴重な知見がありそうで期待が高まります。
