暇を持て余しているときに、kindleの新刊をツラツラと眺めているときに、こんな本に会いました。
「ブラック企業によろしく 不当な扱いからあなたを守る49の知識」笹山尚人
ブラック企業によろしく 不当な扱いからあなたを守る49の知識
- 作者: 笹山尚人
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/中経出版
- 発売日: 2015/06/12
- メディア: 単行本
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ブラック企業によろしく 不当な扱いからあなたを守る49の知識 (中経出版)
- 作者: 笹山尚人
- 出版社/メーカー: KADOKAWA / 中経出版
- 発売日: 2015/06/15
- メディア: Kindle版
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ざっと内容を見てみると、実際にあった(ありそうな)事例を読者からの相談形式で紹介し、笹山弁護士の見解が紹介されているというもの。
事例自体は、「うちの会社でもあるなぁ」というものから、「聞いたことあるなぁ」というものまで幅広く揃っています。
ブラック企業に勤めていて、「うちの会社の就業制度は本当に大丈夫なのか?」と疑問を持っている人は、本書を読めば疑問を解決できます。
ところで、ブラック企業というのはどこまで酷い会社をそういうのでしょうか。
自分の勤めている会社で、自分の同期に近い人(管理職でない人)に、サービス残業をしているのか、また、なぜしているのか聞いてみました。
すると、サービス残業をしている人は、やはりいました。「やはり」というレベルでもはやホワイト企業だろ!というツッコミが入りそうです。しかし、ここはそのツッコミを無視し、サービス残業があるので、ブラック企業という枠に入れます。
推測するに、こうやって従業員が勝手にブラックな労働を始めて、いつの間にかブラック企業に成り下がっている会社は相当数あるだろう。
「ブラック」な働き方が紹介されるなかで、心優しく上司の機嫌を損ねたくない部下はこう思う。それが周りに影響を及ぼす。
「うちの上司も他社の事例同じく、部下が残業していることをよく思わないのかもしれない。そうだ、サービス残業をしよう」
「彼はサービス残業をしているらしい。俺の残業量が多いと目立つな。効率が悪いと思われるかもしれない。しょうがない、俺もサービスするか」
こうやって、いつの間にかブラック状態が蔓延してしまう。あぁ、悲しきかな。
そもそも論として、24時間働けますか!の時代の流れを断ち切れずにそのままきているっていう問題もあるのだが。これは世代が変わるまで待つしかない。