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暇な公認会計士が、監査や身近な会計、その他自由に意見を述べています。

「すごい仕事術」系の攻略本に頼るもよし、自力で攻略法を見つけるもよし。今時の新社会人はどちらを選ぶのだろうか?

 
 来月から新社会人となる人達に聞きたいことがある。
 
 自己啓発書読みますか?
 「すごい仕事術」系の本は読みますか?
 
 ちょうどアマゾンでフェアをやっていて、すごく気になった。今の大学生はゆとり世代をとっくに過ぎて、悟り世代?だと思うけど、そんな悟り世代の人はどんな風に仕事に取り組むのだろうか。

 

攻略本を見る派か、自力で攻略していく派か。

 自分は完全にゆとり世代で、ファミコンスーパーファミコン、プレステ、プレステ2、それからNintendo64くらいまで、ゲームとは長く付き合ってきた。

 ゲームには攻略本があった。ストーリーをどうやって進めていけば良いか解説するだけの本もあれば、レベルやお金を最大値まで増加させる裏技を書いているものもあった。

 ゲームをやる人間は、理由はどうあれ2つに分かれる。攻略本を「見る人間」と「見ない人間」だ。彼らはどう違ってくるのだろうか。

 

見る派

 「見る人間」は、ゲームを始めてすぐに攻略本をベースに進めていく場合と、ある程度進んで行き詰まってから見る場合、最後まで進んでからおさらい(やり残したイベントはないか、取ってないアイテムはないか)するために読む場合がある。自分は「おさらい」タイプだった。

 「おさらい」タイプが「攻略本ベース」「行き詰まり」タイプと違うのは、分からないことがあってもなんとか自分の考えで切り抜けることだ。ただ、切り抜け方がスマートではなく、レベルを上げて押し切ったり、ひたすら強いアイテムを使って切り抜けたり、とにかく攻撃をしてラッキーで切り抜けられるまでひたすら繰り返すというものだ*1

 

見ない派

「見ない人間」は、いつまでたっても見ない。途中で詰まっても、最後までいっても見ない。その人のポリシーの場合もあるし、単に親が厳しくて買ってくれないだけかもしれない。

 

結果は最初から決まっているから、攻略本を読んでも結果には何も影響を及ぼさない

 ここでポイントなのは、昔のゲームにはほとんどの場合ラスボスがいて、ラスボスを倒せばそこでゲームは終了だったということだ。攻略本を見ても、見なくても、ラスボスを倒せばゲーム終了という結果を出すことができた。そこにたどり着くまでの経路や時間は違うかもしれないけど、みんな同じ結果にたどりつけたんだ。

 同じ結果が待っている時の攻略本は、時間節約、結果までの過程を濃いものにする、という用途に使える。ただ、結果には何も影響を及ぼさない。攻略本のおかげで結果が変わるわけではない。

 

結果が決まっていないときに、攻略本は使えるのだろうか?

 結果が決まっていない時の攻略本にはどんな役割があるんだろう?

 「ここにアイテムがありますよ」

 「この人には会っておいたほうがいいよ」

 「この町ではルールを守りましょう」

 いろいろと良さそうなことは書いてあるけれど、結果の保証は全くない

 時間を節約しても、途中でいろんな努力をして過程を濃くしても、結果が出なければ評価されない。

 時間がかかっても、途中で大して努力をしなくても、結果が出たら評価される。

 

 攻略本は使えるのだろうか?

 本の評判はいろいろあるけれど、結局は「どこかの誰かが結果が出た」だけであって、本当に意味があるのかはさっぱりわからない

 

 そんな攻略本、新社会人は読みますか?

 

今日の参考文献。

 さて、全く保証のない攻略本でも、自分は結構好きだ。結果とか気にせずに、自分のスキルが上がることに快楽を覚えているからかもしれない。自己満足感を得たいのであれば、攻略本には意味があると、個人的にそう思っている。

 

 仕事術的には、まずは「エッセンシャル思考」だ。エッセンシャル思考を頭に叩き込んで職場に入れば、職場の無駄を指摘しまくる嫌な新人として名を馳せるだろう。

 

エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする

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 職場で「メモを取れ!」とか言われて、メモ術とかノート術が気になるかもしれない。そんな人は「情報は1冊のノートにまとめなさい」を読んで実践すれば、ノートの厚さにびっくりした先輩から、何らかのあだ名をつけてもらえるかもしれない。 

情報は1冊のノートにまとめなさい[完全版]

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 今度は「本を読め!」とか言われて、読書術にはまるかもしれない。これこそ読んで鍛えるのが正攻法だと思うけれど、働き出して攻略本を買う財力もできたことだし、やっぱり見たくなるよね。ひとまず、「レバレッジ・リーディング」とか、「読書はアウトプットが99%」とか読んでみればいいと思う。だいたいどの本も書いてあることは同じだ!

 

レバレッジ・リーディング

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 さて、ブログを書きながら片手間で小銭を稼げたから、この辺で締めようと思う。

 仕事術を身につけても同じ職場にいる限り給料は劇的に上がるケースは稀だから、せっかく身につけた技術を使って、小銭を稼げる第2の仕事を始めるのもいいんじゃないかな。それこそ空気を読むのが天才的に上手なら、株式投資でもやればいいと思う。

 自己啓発書が気になる人は、Amazonのセールをチェックしてみよう。

 

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*1:ちなみに、ポケモン赤を初めてやった時に、マサラタウンを脱出するのに1時間以上かかったのは良い思い出だ。マサラタウンを出る道にある草むらが、ドラクエファンだった自分にとってはバリアゾーンに見えて、なかなか1歩を踏み出せなかった!