input & output

暇な公認会計士が、監査や身近な会計、その他自由に意見を述べています。

→だけでなく、←も考えよう。思考を広げるためには、考えを進めるだけでなく、戻ったりその場をグルグル回ることも大切だ。

 進むだけじゃなくて、戻ったり、その場でグルグル回ったりすることも、考えるときに大切だ。→や↓に向かう矢印ばかりではなく、←や↑も必要だ。あなたのノートの矢印はどっちを向いているだろうか?
 
 

早速だけど、自分のノートを見てほしい。1ページだけでも良いし、直近1ヶ月くらいをざーっと眺めても良い。

 
 あなたのノートには何が書いてあるだろうか?商談の記録や、走り書きした連絡先、情報を整理したもの。色々書いてあると思う。ただ、ここで注目したいことは、書いた内容ではない。
 
 あなたが横書き派なら、矢印記号の向きが→や↓にしか伸びていない、そんなことないだろうか?縦書きなら←か↓だけではないだろうか?
 
 矢印は一方向に延びるだけで、戻ったり、循環したりできていないんじゃないだろうか。
 

思考は進むだけじゃなく、戻ったりその場に留まったりする。ノートに書いている間に、そんな当たり前のことを忘れてないだろうか?

 
 矢印がいっぱい出てきてキーワードがつながっていると、なんだか考えた気になるかもしれない。それはまさに、考えた「つもり」なだけなんだ。
 
 考えるもととなる単語、フレーズ、事柄をノートの左上に書く。連想したこと、関連する事実を矢印でつないでいく。そうすると、多くの場合矢印は→や↓を向くだろう。
 そんな思考方法だと、思考が前に進むだけになってしまう。一歩二歩戻ったり、ときには最初のテーマのさらに前にあることを考え直すことも必要だ。矢印の向きを意図的に逆にして、思考の向きも変えてあげよう。
 

マインドマップの「広がり」感は参考になる。マインドマップを書く必要はないけれど、縦横無尽に考えが広がる姿には学ぶべき。

 
 思考を広げるために今日からできることが1つある。ノートの使い方を変えることだ。左上や左端から書き始めるのはやめよう。メモを取るにしても、思考を深めるにしても、メインテーマをノートの中央に配置しよう

  左上に主題を書くと、←や↑矢印を使えない。左端に書いても←矢印を使えない。そうすると、遡る思考を無意識にふさいでしまう。 主題を真ん中に書けば、上下左右どちらにも矢印を伸ばせる。主題のさらに根本となることにも思考を広げられる。

 

 真ん中から書き始めるのは少し抵抗があるかもしれない。なんとなく違和感を感じるかもしれない。そんな人は、マインドマップの考え方を参考にするととても役に立つと思います。カラフルにするとかのマインドマップのルールはおいといて、マインドマップ的ノート術という考え方で受け入れると、とっかかりやすくなります。

 参考文献とか。 

 「伝わっているか?」の小西氏が贈る「仕事のスピード・質が劇的に上がる すごいメモ。」。メモ術の新たなバイブルとなるでしょうか。この本の表紙を眺めていて、矢印が「←」を向いていたのでこの記事を書くきっかけになりました。どこにヒントが転がっているかわかりませんね。

仕事のスピード・質が劇的に上がる すごいメモ。

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 マインドマップが何かよくわからない人は、ひとまずこの本を読んでみることをオススメします。事例が豊富で、マインドマップのイメージが湧きやすいです。

ふだん使いのマインドマップ 描くだけで毎日がハッピーになる

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 電車の曲線に学ぶ思考カーブ……ちょっと無理があるか。

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