NewsPicksのコメントポリシーが変わったということで、匿名性のメリット・デメリットをボーッとしながら考えてみました。匿名だからこそできることってあると思うんだけどなぁ。
NewsPicks(NP)を知っていますか?
グノシーやSmartNewsみたいなニュース系のアプリ(ウェブサイト)です。キュレーションアプリとも言うそうです。SmartNewsとかと違うのは、コメントが付けられること。どこの誰ともわからない人のコメントでも、自分の見方を変えてくれることがあり重宝しています。
そんなNPですが、このほどコメントポリシーが変わるそうです。今までは記事に付されたすべてのコメントが見られましたが、2016年2月以降は一部のコメントが見られなくなります。
NewsPicksでは2016年2月以降順次、新しいコメントポリシーを導入していきます。 具体的には、現在すべてのユーザーコメントが表示されているコメント欄を、下記の条件に当てはまるコメントのみが表示されるようシステムを変更していきます(2016年2月以降、順次リリース予定)。
NewsPicks 新コメントポリシーについて - NewsPicks Blog
- 実名が登録されているユーザーのコメント
- 自分がフォローしているユーザーのコメント
(用語「フォロー」:フェイスブックの友達登録みたいなもの。フォローしているユーザーが記事を取り上げると、自分のタイムラインにその情報が流れてくる)
実名にすることでどんなメリット・デメリットがあるのか、ボーッと考えてみた。
今日は、明日の朝食のパンを仕込みながらボーッと考えてみました*1。
<メリット>
- コメントの質が上がる(実名で便所の落書きみたいなことはしないだろう、という推定)
- 良質なピッカーの養成ができる(実名にすることでNP以外でも活躍の場が増す?)
- コメントを書かずに読む専門の人に優しくなる(ゴミのようなコメントの生産者を閲覧者が見えなくする(ミュートする)手間が省ける)。
<デメリット>
- ピリッと辛いコメントが減る(社会的地位がある程度確保されているプロピッカーたちは、アウトロー、インハイ、もしくはデッドボールや暴投のようなコメントを書けるのか?)
- 一人ブレインストーミングの材料が減る(自分では思ってもみなかった意見を考えている人がいるかもしれない。NPのコメントの場はそうゆう情報を拾えて、ボーッと考える燃料を供給してくれてたのに……)
実名で情報発信をして損するのは誰?
匿名で情報発信ができなくて困る人は、会社勤めをしている人や、これから会社に勤める人だと思います。
会社はSNSをチェックしています。自社の従業員が何か不利益をもたらすことを書いていたりしないか。就活に来た学生はどんな人間か。SNSのチェックを請け負う業者もいます。
こういった記事にもあるように、「ソーシャルメディアポリシー」を策定してポリシー違反者を処分することは可能です。就活生のSNSに問題のある書込みがあれば、お祈りメールでさようならできます。どちらの場合でも、発信された情報が不適切かどうかを判断するのは会社側です。書いた側の意図とは異なって処分される可能性はゼロではありません。
SNS監視社会では、会社組織に属する人が実名で情報発信していると、被害を受ける恐れがあるのです。
匿名を利用して自由に情報を発信しよう!ただし、悪用しちゃあダメだぞ!
私自身、ブログを書くのも、twitterもNPも匿名です。
匿名でいられるからこそ、なんのプレッシャーも受けずに、自由に情報発信ができるのです。私が出した情報が、どこかの誰かの役に立ってくれていたら、それはとっても嬉しいことです。
これからも表舞台には立たずに、こうやってひっそりと情報発信していきたいなと思います。
今日の結論:
匿名性を否定することは、メリットはいくつかあるけれど、デメリットの方が大きいよ。匿名性をもっと活用して、自由に情報発信したら良いさ!
記事を書きながら読みたくなった本のメモ。
今日は、記事を書いていたら読みたくなった本をピックアップ。まだ読んでいないから内容はAmazonのレビューに書いてあることくらいしかわからない。なんでそんなものを並べるのかというと、きっと同じように連想している人がいるから。その人のため。
「監視社会」。こんな題名の本あったよなぁ、と探したらありました。
- 作者: デイヴィッドライアン,David Lyon,河村一郎
- 出版社/メーカー: 青土社
- 発売日: 2002/11
- メディア: 単行本
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未だに手に取っていない古典の名著。これがチャンスかもしれない。
- 作者: ジョージ・オーウェル,高橋和久
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2009/07/18
- メディア: 文庫
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本屋を散歩していたらふと目にとまったけれど、そのまま通り過ぎてしまった本。あの時買っておけばよかった。見られるコメントが減ることで、集合知としてはどんな作用があるのか?知りたい。そんなことは書いてないか。
集合知とは何か - ネット時代の「知」のゆくえ (中公新書)
- 作者: 西垣通
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2013/02/22
- メディア: 新書
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今日のInstagram:東武線の車両紹介。セピアにすることで区別がつかなくなりました。
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