input & output

暇な公認会計士が、監査や身近な会計、その他自由に意見を述べています。

ブログのネタに困って、ふと書き出しの大切さを感じた。

 

 2日に1度以上はブログを更新すると決めた以上、約束を果たすために何かを書かなくてはいけない。しかし、そうゆうときに限って諸々の誘惑に負け、グダグダと2時間くらい過ごし、気づけば今日も残り1時間を切ったところ。

 まずいまずいとMacbookを開いたが、「はて何を書けば良いのか」。料理をしようにも材料がない。あたりを見回してもこれといって光るものはない。プリンターが目に入り、妻から印刷を頼まれた書類があることを思い出しつつも、Wunderlistにタスクとして残しつつ忘れておく。

 また、Macbookに相対し、ふと思う。「書き出しさえ決まれば、すんなり行くのではないか」。面白いと感じる本は、冒頭数行でビビッとくる。早ければ1行でビビビッとくる。

 

こんにちは!

私の名前はナオ。わたしは有時(タイム・ビーイング)。有時ってなんだか知ってる?えーっと、ちょっと時間をくれたら、説明するよ。

  (あるときの物語(上) ルース・オゼキ) 

 

 いきなり女子高生くらいと思われる女の子が、謎の言葉を使ってきた。気になる。

 

私は、かつて晩年を迎えたことがある。この言い方は、いかにも奇妙だが、あの数カ月を、どのように形容すべきかと、ふと思う時、ああ、やはり晩年という言葉しかないと思うのだ。あの時、私は十歳だった。そして、残された日々をどうしたら良いのか途方に暮れていた。

  (晩年の子供 (講談社文庫) 山田詠美

 よしよし、おじさんがおませさんのお話を聞いてしんぜよう。しかし、この台詞を自分の娘が言いだしたらどう対応しようものか。。。

 

 このように、冒頭文は非常に大事だ。これさえクリアできれば筆も進むし、もしかしたらPVも上がるかもしれない。そう考えると、PVのためなら内容などどうでもよく、冒頭1行だけに全身全霊を込めればいいのではないか。

 もしかしたら、一つの真理を発見したかもしれない。実験のために、最初の1行に多くの人を惹きつける(だろうと考えつつも心の中では無理があると感じる)文章を置いてみた。最初の10文字は事実だが、それ以降は全く事実に基づかない。歩いていないし、カメに会ってもいないし、ましてやカメに同情されることもない。

 

さて、実験の結果はいかに。。。PVが上がるまで冒頭文は本文と関係のない内容で始めよう(真理がないなら作ればいいじゃない)。