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暇な公認会計士が、監査や身近な会計、その他自由に意見を述べています。

「仕事だけしかしない」という楽な選択。

トピック「残業」について

 

50時間残業とか、100時間残業、すんごく働いていて社畜だぜ!ウェーイ!

 

こういった記事を見ると、タイトルの言葉が頭の中を駆け巡る。

 

そういう私も、繁忙期には月で100時間くらいは残業していました。消耗していました。そうすると、何が起こるか。

  1. 仕事以外のことをすることが疲れる。
  2. 家族の時間にも仕事のことを考えている。
  3. 子供とガッツリ遊べない(子供が遊んでくれない)。
  4. 仕事に逃げる。
  5. 仕事楽しい。仕事ラブ。

そうなんです。仕事だけをしているのって、すごく楽なんです。自分の嫌なことを仕事にしない限り、少なくとも多少は好きなことをやっているのだから、それもそのはずです。そして、仕事は長時間働くと、その「頑張り」がすぐに評価されます。超短期的には残業代が出ます。1年以内ではボーナスに反映されます。1年〜数年単位で見れば、昇給や昇格となって帰ってきます。やれば評価される、こんな楽なことありません。

 

一方で、家庭のこと、特に子供からの評価となると、全く先が読めません。どんなに長く遊んでいても、妻には勝てないかもしれません。そもそも、まだ話もできないくらいの年であれば、自分がどのように評価されているか(父・母として認識されているかどうかすら)わかりません。家庭での成果は、非常に分かりにくいのです

 

このことに気づき、私は家庭で「成果」を上げるためにはどうすれば良いか考えました。「成果」のあげ方にはいろいろありますが、概ね次の3点に集約されるのではないでしょうか。

  1. 徹底してATMになる。
  2. 主夫になる。
  3. 1と2の中間。

常に残業を100時間超行い、収入を家に投下し続ける。財力を駆使して家庭で「成果」をあげる。そういう方法があります。しかし、私はこれを選択しません。この方法では結局の所、楽な方法に逃げているからです。また、その辺に置いてあるATMを見て、その「成果」を評価する人はいるでしょうか。ただ単に、「窓口に比べて便利だなぁ」くらいにしか思わないのではないでしょうか。私はそんな人間にはなりたくありません。

 

主夫となり、収入は妻に任せ、家事全般を請け負うという方法があります。これは、収入事情によってはありだと思います。妻が年収2,000万円くらい稼いでくれれば、私は潔く主夫となり、子供の成長のために全身全霊を注ぎます。しかし、残念なことにそこまでの収入はありません。妻と協力して収入を得る必要があります。

 

そして、結局中間の選択肢を選ぶことになります。働いて収入を得ながら、妻と協力して子育てを行い、将来、「成果」が目に見えることを期待しつつ、今、子供に愛情を注ぐのです。

 

そのために今自分に課している課題は、「残業ゼロでタスクを完了させること」です。タスクの解消をスケジューリングし、溢れたタスクをどのように処理するか(他人に任せる、そもそも不要だとして切り捨てる、など)考えています。

この先、子供の送り迎えに行けるように労働時間の短縮も検討しています。その時には、「今までと同じ成果を、より短い労働時間で達成する」を第1の目標にすることを決めています。

 

いつまでもイージーモードに甘んじていないで、ハードモードに挑戦してみてはいかがでしょうか。