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暇な公認会計士が、監査や身近な会計、その他自由に意見を述べています。

マスタリーを読んで:Ⅳ あるがままに人を見る……社会的知性

マスタリー: 仕事と人生を成功に導く不思議な力

 

<概要>

周囲の抵抗、ごまかし、政治的な策略や闘争は、マスタリーを追求するときの最大の障害である。これらの障害に対処するためには、社会的知性を身につけなければならない。

社会的知性:できるかぎり現実的な観点で人々を見る能力。

社会的知性を獲得することで、他人の行動を理解し、動機を察し、奥に潜む本音を見抜くことができるようになる。

経験不足の見方で他人を見ていることに気付かなければならない。自分の過去の失敗や失望の経験に注目し、それをきちんと認識する必要がある。 また、他人に対する考え方は、観察をし続けることで常に最新の状態を保つようにしておく。人は常に変化しているからだ。

社会的知性を獲得する方法には、次の4つの基本方針を知っておく必要がある。

  1. 仕事を介して発信する
  2. 適切なペルソナを作り上げる
  3. 他人の目で自分を見る
  4. ばかげたことに寛大になる

社会的知性を必要とする事態(周囲の抵抗、ごまかし、政治的な策略や闘争など)を必死になって避けても、完全にこれを回避することはできない。そのため、基本的な社会的知性を身につけておいたほうが賢明だ。

 

<感想>

相当間が空いてしまいましたが、マスタリー4章を読み終えたので記事を書きました。時間が経つと、本の内容を忘れてしまいますね。「毎週日曜日はマスタリー更新の日」と決めて、残りの章を読み進めようと思います。

さて、この章では「社会的知性」が必要だということが説明されています。

「社会的知性」という言葉は少し難しい感じがしますが、ざっくばらんに言えば章のタイトルの通り、「あるがままに人を見る」ということです。これは、他の本でも多く触れられている、マインドフルの考え方とも共通していることだと思います。

  • 今何が起こったのかを理解する*1
  • 誰かの特定の感情を引き起こした、自分の行為に注目する。

他人の感情は、どんなに考えてもわかるものではありません。わからないことで悩むより、明らかなこと(今目の前で起こっていること、自分が行ったこと)をしっかりと理解し、ある事実がどんな影響を及ぼすのかを見極めることが大事ということですね。

新鮮さがあるかというと若干微妙な内容ですが、マインドフルな働き方のヒントという意味では有用だと思います。

 

次章は10月11日に更新予定です*2

 

 

*1:自分の偏見(この人はこうゆう人だから、私のこの行動に対してこんな感情を抱くだろう。だからこんな行動を……)にとらわれないようにする。

*2:自分との小さな約束を守れるか!がんばれ自分!。