本を読んだことをどうやって覚えれば良いか。読書や記憶に関して書かれた本を読んでみると、だいたい同じことが書いてあります。
- じっくり読もう
- 繰り返し読もう
- 書き込みをしよう
- 誰かに話そう
- ノートを作ろう
まとめると、よく読んで、何かしらのアウトプットをしようということです。
言うは易し、行うは難し。
私にとっては、「誰かに読んだ本のことを話す」というのは相当レベルが高い。なぜなら、そうゆう話をする人が近くにいないからです。
その代わり、記憶に残るように以下のことを実践しています。
- じっくり読むために、時間を取る
読書のための時間を確保するようにしています。少しの早起き、移動時間、子供を寝かしつけた後の時間、仕事を効率化して残業時間を削ってできた時間。そういった時間を読書に当てれば、1日の中でもそれなりに時間を確保できます。
Kindle化されている本だけを読むようにすれば、重い本を持ち運ぶ必要も無くなりまし、Kindleアプリが入っている端末があれば、どこでも読めるようになります。
また、本によって読むのにかける時間をコントロールすることも大事です。短期的な能力アップに必要な本でしたら、2時間くらいでさっと読み上げれば良いと思います。一方で、古典や難解な本でしたら思い切って1〜2時間×10日くらいかけて良いでしょう。私は、最低でもそれくらいはかけるようにしています。
- 書き込みをしよう
章や節で大事だと感じたフレーズや、印象的な言葉には、意識的に線を引くようにしています。そうすると、線を引いていない箇所が続いた時に、「ちゃんと読めてるのか?」と自分に問いかけることができます。
また、線を引いておくことで、ノート化が簡単にできます。
- ノートを作ろう、繰り返し読もう
ノートと言っても、紙のノートにまとめるわけではありません。「Workflowy」というアプリを利用して、本の要約を作成しています。
タイトル・章・目次で階層化し、線を引いた部分を転記するだけで要約版がつくれます。要約をする過程でもう1度本に目を通し、さらに要約版を読むことで再読をするのと同じ効果が得られます。難点としては、以外と時間がかかります。1冊1時間程度を見込んで、この時間も考えて読書時間を確保するようにしています。
Workflowyの使い方は、アウトライナー『WorkFlowy』の使い方・活用法まとめや、アウトライン・プロセッシング入門: アウトライナーで文章を書き、考える技術を参考にしてください。
いかがでしょうか。
特殊な頭を持っていない限り、一読しただけで記憶にとどめるのは難しいと思います。自分の記憶装置にマッチした記憶法を、ぜひ見つけてください!