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暇な公認会計士が、監査や身近な会計、その他自由に意見を述べています。

大人のカンニングの極意「一流の人は上手にパクる」俣野成敏

Q.仕事のスピードを上げるには、どうすれば良いか。

A.ゼロから作ることをやめて、今あるものを活用することを考えたほうが良い。
 
最近仕事をする中で、このQ&Aを意識しています。
そんな時、本書が目に飛び込んできたので早速購入&読み切ってみました。
 
結果から言うと、本書は日常の作業レベルを超えて、「企業家」(『起』業家ではない!)になるにはどのようにカンニングをし、カンニングした情報をどう活かせば良いかという視点で書かれています。
 
「大人のカンニングに必要なのは、『情報収集力』『情報変換力』『情報応用力』
「同じ情報であっても自分の目の前を素通りさせてしまうか、感情を動かしそこで何を考えるかによって、その価値は大きく変わってきます」
 
内容としては、私が本書を購入した当初の期待を裏切るものでした。
しかし、著者の実体験から帰納的に導き出された主張は説得力があり、これから自分でビジネスを企画しようという人には必読の内容です。
また、本書で得た知識(カンニングした情報)を、自分が必要としている知恵にどうやって落とし込むか(応用するか)を考えている自分がいるところをみると、結局のところ、私にとって本書を読む価値はあったのだと感じます。
 
カンニングの仕方を忘れているあなたは、ぜひ手にとって見てください。

 

 

 

一流の人は上手にパクる――仕事のアイデアがわいてくる大人のカンニング

一流の人は上手にパクる――仕事のアイデアがわいてくる大人のカンニング